アニメ銀魂295.5話 「愛染香篇 前編」

超お久しぶりでございます。

ぴぃです、こんばんは。
もしかしたら初めましての方もいらっしゃるかもしれませんね(*´ω`*)
何はともあれこの度の出張版(笑)どうぞよろしくお願いいたします。

色々と忙しいせいもあり、過去のブログを整理して公開する予定が頓挫したままになってます。

ツイッターで告知しといてごめんなさいです。
おまけに本誌にはつっきー全く出ずに2年も経っちゃったし。
ようやく出てもほんのちょっとで。さすがに限界きてます。
本誌もコミックスも買ってますし、一応内容は把握してますが、正直なところ、話が進んで行くに連れて「?」と思うようなところが出てきまして…
気持ち的には原作の内容に乗り切れなくなってます、すいません(;'∀')
何でかって言うと高杉がね・・・残念な設定になってしまったなと思って。
高杉は嫌いじゃないですよ。でもま、この辺りの事情はまたの機会に。

ここから先は愛染香アニメ版の内容のネタバレを含み、特殊感想になりますゆえたたんでおきます。
銀月スキーさん以外の方は面白くもなんともないと思いますのでお勧めできません(笑)
大丈夫な方のみお進みくださいませ。

 

さてさて。
そんなところにコミックス同梱版アニメ銀魂「愛染香篇」。
この間放送してた『銀魂°』は実はリアルタイムに間に合わないせいで、そんなにちゃんと見てませんでした。ざっくり追ってる程度です。
ただ、あまり作画が安定してなかった印象は見るたびに結構あって。
どうなるのかちょっと不安でした(アニスタさんゴメンね)(;'∀')
でもとっても良かった。
特に月詠にはすごい力が入ってて、つっきー大好きな私には本当に嬉しかったです。
甲斐田さんの演技もすごく可愛かったですね♡
ところどころ気になるところはありましたけども(笑)
仔月の声が吉原炎上篇の頃に比べるとかなり低めだったり、「わっち」が「わし」になってるっぽいとこあったり(苦笑)。
炎上篇の頃の仔月よりはちょっと大人にはなってるんでしょう。
「わっち」が「わし」なのは・・・焦って舌がもつれてしまうことはリアルでもあるしw
それもご愛敬ってことで(笑)。

さて、本編についてですが結構セリフのカットはありましたけど、私はたいして気にならなかったです。
欲しいポイントはちゃんと抑えてくれてましたしw
て言うか!省いたセリフをあれこれ考える余裕なんて吹っ飛ばすほどのあの場面の丁寧な演出…巷(銀月スキー界隈)で盛り上がった足元描写がホントすごかったです♡
原作ではフォントを微妙に変えることにより、銀時の月詠に対する口説き文句が実は本心なのではないか(香に左右されていない状態)と深読みしてましたけど…
アニメスタッフさんも同じように感じておられたのかと嬉しくなりましたw
原作者の方に確認されたかどうかはわからないですけど、読者と同じ目線で見たとしても公式スタッフさんは同じように解釈されているってことですよね(感涙)。
フォントを使えない(笑)アニメが用いた神演出は銀時と月詠の足元、そしてその前の二人が見つめ合う二つの場面。
他と比べるとここかなり尺とって丁寧に描写されてるんですよね。

「お前が望むなら俺はお前だけのものになってもいいよ」のあと、杉田さんの演技もギャグ口調ではなく真剣そのものな感じにw
月詠の胸もそりゃ高鳴ります(*´ω`*)
二人しばらく見つめ合ってからの足元描写。
銀時は月詠に対して一歩踏み出そうとします。
ここね、もし香に中てられてたらガバーッと行くとこでしょ(笑)。
この後の新八と神楽もお互いの想いを爆発させてるじゃないですか(メガネに対してだけどw)。
※結果、双方目潰しくらって正気に戻りましたけども

そもそもこの香、全く理性が働かないわけじゃありません。
最初に香の影響を受けた月詠を見てもそうですし、銀時が女たちを野放しにしても良かったのかと月詠に尋ねたときの状態もそうです。
理性的な判断が全くできないわけじゃないんですね。
そういう状況だからこそ重要なセリフが本心なのかそうでないのかがわかりづらくてヤキモキするんですけども(;'∀')
だけど、この一連の描写できちんと表現してくれました。
香に中てられていれば月詠の気持ちなんて関係なしに行っちゃうはずなんです。
じっと見つめる必要だってないんです、本来。
目でオトす前に口説き文句ガッツリ言ってるんだし。
原作のフォントはここまでは愛染香フォント(?)で、この後の「な~んてな」からの下りが通常フォントなので、「お前のものになってもいいよ」は香の作用を受けた口説き文句だと考えられますが、アニメは見つめ合ってからの足元演出で、この辺りのセリフも全て銀時の本心のように感じられます。

銀時と月詠は見つめ合います。
香の作用が効いていれば、ハグでもしてしまうところでしょうね。
ところが。
ここで足元演出です。
銀時が月詠に向けて踏み出す演出で、ハグなのかチュウなのかわからないですが(笑)、何らかの行動を月詠に対して起こそうとしたことは明らか。
もしかしたらハグしようとして両手を広げたかもしれない、肩でも掴んだかもしれない…残念ながら上半身は描かれていないのでわかりませんが(苦笑)。
でも銀時の足が近づいた途端、月詠の足が引けてしまいます。
もしかしたら(2回目w)、月詠は怯えた表情をしたのかもしれない、怖くて目をギュッと瞑ってしまったのかもしれない…
単なるすけこまし(笑)になってたら、そんなもん平気で行っちゃうでしょう。
なのに、銀時はそこで踵を返してしまう。
銀時も月詠も少なくともこの辺りのやり取りは香の影響を受けてない演出がされているんです。
月詠の場合は銀時が近づこうとして引いてしまったことがまさにそれだし、銀時の場合は月詠が引いたことで、まだ手を出すのは早いと感じて月詠の気持ちを尊重したことこそがそれなんですね。
もうね、ホント両片想い状態なんですよ、この二人(笑)。いい加減にしてくださいw

まぁでも銀魂恋愛漫画じゃないですから、ここでギャグコメディに転換してしまうんですね(苦笑)。
月詠がハグかチュウしようとした(かどうか知らんけど)銀時に手くらいなら我慢すると。
「手」なら我慢すると言ってる辺り、ホントにハグかチュウしようと一瞬迫ったのかもしれませんもんね(笑)。
その「手」を繋ぐくらいなら…という月詠の言葉を、銀時は「手」だったら何股でもOKだと勝手に解釈してお妙・九兵衛と三股状態に(また愛染香効果が戻ってきてる)。
でも、月詠に何股でもOKなんだなと確認とってるあたり月詠は正妻扱いなんですな(笑)。

そして少年誌にあるまじきセリフ(;'∀')。
「お前は手、お前はクチでお願いしまーす」
ここは原作とセリフがビミョーに違います。
原作は「お前らは手、お前はクチで」なんですね。
私は正直このセリフ修正高く買っております(笑)←何様w

原作の並びを見ると、左から九兵衛・月詠・銀時・お妙になっています。
実際、このやり取りのオチは月詠にあるので、例え原作のセリフでも月詠の方にクチでと言ってると解釈して当然ですが、並び方を考えた場合、銀時が手を繋いでいる右側が月詠と九兵衛二人、左側がお妙一人であることから、解釈する人によっては(苦笑)、「お前ら」と複数で言ってる方を月詠と九兵衛と捉えたりするわけです。
月詠をオチにしたいのなら、どうして原作は銀時と手を繋ぐのに月詠を一人にしなかったか。
単に絵面の問題です。銀時と月詠を真ん中に持ってきたかったからです。
だから月詠ではなくお妙の方を一人にして銀時に手を繋がせたんです(九兵衛は男と手を繋ぐのはNGですし)。
月詠を一人にして銀時と手を繋がせると銀時とお妙が中心になってしまうからセリフにズレがあってもできなかったんです。
それをアニメではどちらも「お前」と言わせ、あえて九兵衛を数に入れないことで、シンプルに月詠の方にクチでして欲しい(笑)と伝えさせたわけです。
私はここすごく良かったと思いました(*´ω`*)

原作と比較して印象に残ったのはこの二つの場面でした。
あ、それと新八と神楽が良かった(笑)。
二人の作画もすっごく良かったですし。
もちろんお二人の演技も素晴らしかった!

11月に発売される後編も嬉しい演出があればいいなぁと。
ドキドキしながら待っています。
そしてできれば本誌の方でも月詠のちゃんとした出番があればいいのになと。

ではでは後編でも楽しい感想が書けますように( *´艸`)